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立派な戦略でも稼げなきゃ意味なし

  • 執筆者の写真: Takeshi Sekine
    Takeshi Sekine
  • 30 分前
  • 読了時間: 3分
A strategist is undone by his own strategy
A strategist is undone by his own strategy

大学院で講義の助手をやっているので余計に思う事かもしれませんが、多いのです。

この手のパターン。


若手の経営者でも多いです。話を聞くと超立派なプレゼンテーション資料が用意されており、饒舌に語る経営者。なるほど、なるほど、と話に耳を傾けるのですが、どーも上っ面だけのビジネスプランで「本当に、これで儲かるんんかいな?」「どうやって売るの?」「売る難易度を軽く見積もっていないか?」


という話が多い。私自身も、実は40歳過ぎまでは、相当に甘いビジネスプランばかり作っていましたし、実際に失敗もしてきました。


人によって癖があったり、パターンがあったりするのですが、よく見かける危ない計画で共通しているのが、最初にお金が入ってくる時期がスタートから非常に長いか、反対に売る難度を甘く見積もった前のめり過ぎるパターンのどちらかになっている。


お金になるまでの導線設計が甘い。。。という事かもしれません。

私自身も今、自分で新規事業を立ち上げていますが、最初は売れるまでやっぱり時間かかりますし、やってみないと分からない事は多い。


ただ、想定より上手くいかないパターンを事前に見積もれるかどうか、、、これは重要なことです。Youytubeに出ているような天才ビジネスマン、経営者でも必ずリスクは予測していると思いますし、それを口にしていないだけで失敗も必ず経験している。いとも簡単に成功しているかのように見せているが、そう世の中甘くはないのです。



後継者の人たちは、先代からお金が入ってくる仕組みを引継いでいる人が多いはずです。船を漕ぎ続けなければ沈むような状況の人はあんまり出くわしたことがありません。


だからこそなんだと思いますが、のんびり構えている人が多いなと思う事もある。そこでもう一歩踏み込めばいいのに、やる事分かっているなら、あとはやるだけなのに「なぜ、躊躇する?」「時間かける?」という歯がゆい場面になんども遭遇する。


しかし、そういう場合に私がコンサルタントとして説教じみたことを助言してもほぼ変わらない人が多いのです。


「自分なりにやるべきことをやっている」「しっかり戦略も立てている」こう思っている人が意外と多いような気がします。難しい話を議論することが仕事だと思っていて、熱い議論を行う事に酔ってしまい、仕事した気持ちになっている。



ビジネスは、理屈だけではできない。人が実行というアクションを起こさない限り、何も前に進まない。会議室で高尚なプレゼンテーションをやっていても、一銭もお金入ってこないのです。



ビジネスゲームの世界であれば、勝てるでしょう。でも、現実世界のビジネスでは、それでは勝てない。


まず、ビジネスプランを作ること、小難しい横文字交じりの単語を交えながらの意味不明なディスカッション、会議を行う自分に酔いしれる、あるいは仕事やっている錯覚に陥っている自己陶酔から目を覚ましてください。


心底気づいた人、目が覚めた人であれば、今までの自分がいかに滑稽なことをやっていたか、ペラペラの経営者ごっこをやっていただけか・・・とう恥ずかしさに気づくと思います。




自分自身のぺらっぺらな戦略に溺れる、自分に酔っちゃうような経営者にはならないでください。経営者は、結果出してなんぼです。



以上、ランナーズ関根でした。






 
 
 

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