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執筆者の写真Takeshi Sekine

経営者として、年初に考えたいこと

 経営者の方であれば、年初はいろいろ考えることもあると思いますが、年初だからこそ経営者の皆さんに考えて頂きたいことがあります。私も経営者として、年初に限らず常に考えていることです。


経営者として年初に考えたいこと

新しい年を迎えましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私は初夢からピンチを迎える場面を見たり、家業の取締役会で解任された当時の場面が鮮明に蘇る夢を見たりと、元旦早々、目覚めと共に汗びっしょりの朝を迎えたのでした。

解任された夢では、もう3年以上前のことになりますが、未だに奴らを絶対に許さないと私は怒り心頭でした。


今年はおそらく仕事かプライベートかはわかりませんが、良いことが起きると予想しています。理由は分からないのですが、そういう予感がすごくしています。ただ、夢に出てきたように「準備を怠ったり、恨みや怒りを腹に抱えていると足元救われるぞ」という神様のお告げが初夢の内容だと受けとりました。怠らなければ、今年は良いことが起きるなと思っています。



経営者として、新年に考えたいこと

 それは、会社の強みが何か?・・・ということです。

いまさら、、、と思われるかもしれませんが、あらためて新年に考えることは大事です。

昨年の一年で、いくら稼いだか?だけではなく、昨年の1年でどれだけの新しい強みを作り出すことができたか?あるいは、既存の強みをどこまで強くできたのか?


これを考えて頂きたいんですね。私もランナーズという会社の強みが1年間でどれだけ強くなったか、考えていたところです。今年は昨年一年で強化した強みをどのようにさらに伸ばして収益につなげていくか。。。大事なことです。



ただ強みというのは、弱みというか急所となる可能性もありまして注意が必要です。

表裏一体ですよね。


例えば、私が経営しているランナーズ株式会社ですが、今は私一人でやっています。新しいコンサルティング手法やノウハウ、講演のネタ、トレーニングのネタ、新規顧客の開拓などなど私しかいないので仕方ないのですが、たった一人で活動の範囲を広げています。新しく繋がりをもって頂く方々も沢山いらっしゃいますが、ランナーズ株式会社ではなく「関根 壮至さん」との繋がりと認識されます。これが強くなりすぎると、社員が増えた際にも「関根さんじゃないと駄目」と言われかねないリスクもあります。また、あまりに特殊なコンサルティングをやっていると自分以外の人にスキル・トランスファーすることが難しくなり、コンサルティングのキャパを広げることができないという問題も起きます。


つまり、1人でやっていれば強みがより強くなり、品質も上がるのですが、自分が現場から離れられなくなるというアキレス腱となってしまうリスクもあるのです。ここは注意が必要です。



本質を把握してください

 「当社には●●という強い製品があります」「うちは、■■■という技術があります」。


確かに、製品や技術は分かり易い強みです。

しかし、よく考えて頂きたいのですが、強い製品ってどうやって生まれたんでしょうか?

今後も同じような製品を生み出せますか?


技術に関しても、代々受け継がれる技術しかないのか、あるいは新しい技術を断続的に生み出している強さなのかによって変わります。もし、新しい技術が断続的に生まれているのなら、新しい技術がどうやって生まれるのかによって強みの本質が変わります。


技術そのものではなく、実は人材育成のノウハウだったり、社員のやる気を引き出す社風が本当の強みだったりするかもしれません。本当の強みを探ることはとても大事です。



例を挙げますと、正露丸、ミヤリサンという医薬品をご存じでしょうか?

この2社は、代表的な商品をそれぞれ1つ持っています。それ以外の商品は、おそらく一般の人は知らないと思います。しかし、ずーーーーーと会社が存在しているんですよね。

それには理由があるんです。強みを崩さないように、ビジネスモデルを壊さないように経営しているから少ない商品アイテムであっても会社を存続させているんだろうと思います。



ビジネスモデルを考える上でも、自社の根源的な強みが何であるのかを経営者が正しく理解することはとても重要です。


特にアトツギ経営者の皆さんは、先代に反発する=改革と短絡的になってはいけません。

今日まで会社が存続しているという事は、存続に必要なビジネスモデルが存在しており、ビジネスモデルを成立させる強みがあるはずなのです。


ビジネスモデルが最も重要なのですが、そもそも強みがなければビジネスモデルは成り立ちません。


新年に何もしない時間があれば、私はビジネスモデル、根源的な強みを考えるようにしています。皆さんも、まだ休みがある方はじっくり考えてみてください。



以上、ランナーズ関根でした。













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