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執筆者の写真Takeshi Sekine

社長とは...

更新日:10月18日

 新年、あけましておめでとうござます。

元日の震災で被災された方々が1日も早い日常を取り戻される事を願っております。

また、今年も皆様にとって良き1年となることを願っております。新年一回目のブログ、私が思う「社長」という神聖なる役割、職業について私なりの解釈を書かせて頂きます。




端的に言えば

 会社を存続させ(=結果を出し続ける)、関わる人たちを幸せにする人です。





出番を分かっている

 全ては熟考した上での戦略であり、行動である。世界情勢、市場、顧客ニーズの先を読み、会社の行く末について思考を巡らせ、次の一手を準備する。ここぞというチャンスが来た時には、先頭に立って大きく舵を切る。ビジネスは、常にチャンスとピンチが隣り合わせでやってくる。ピンチを迎えたときでも笑顔を忘れず、どう解決すべきか冷静に考え、方向性を指し示す。




見守る

 一見すると、忙しそうに見えないが、いつも現場を見ている。社員を見ている。穏やかに社員の仕事ぶりを見守り、社員を励まし続ける。困った社員を見かけたら、そっと近づいて微笑みながら悩み事に耳を傾け、有用なヒントを与え、社員にエネルギーを分け与えてくれる。「この人がいてくれるから安心」という雰囲気を醸しだすことで社員は安心して仕事に打ち込める。




機会を提供する

 誰に何を任せるか、いつも機会を伺っていてタイミングが来たら、成長できるチャンスを与えてくれる。部下に一つ上の仕事を任せるが、丸投げはせず、適度な距離を保ちながら成長を後押しする。




現実に目を向ける

 ビジネスには、トラブルも当然ながら発生する。そんな時、環境や外部にその要因を求めることなく、ありのままの現実を受け入れ、素早く対処に取り掛かる。言い訳や他責をやっている暇もないし、逃げるようなことはしない。




学び続ける

 学びには貪欲で、常に新しい情報を収集し、学び、経営者としてのスキルを高める努力を続ける。大変な苦労をもろともせず、苦労を楽しむ術を持っている。




私欲に溺れない

 金銭的な欲に溺れることなく、自分と関わる人たちの幸せを考えビジネスを行う。 

経営者としての品格を忘れることなく、身勝手な行動には距離をおく。




運任せにしない

 タイミング、顧客ニーズ、実現性、自社の強み、リスクなど踏み出す前の準備を怠らず、運任せの経営をしない。




自分の軸を持っている

 明確な価値観、経営に関するポリシーを有し、自分の軸から外れるような経営判断は行わない。全ての意思決定は、自分の軸を基準にブレることなく一貫した決定を下す。




経営者としてのビジョンを持っている

 5年後、10年後、そして自分が引退するまでに達成すべきステージを常に考え、新たな目標を設定しながら山を登っていく。




諦めが悪い

 経営者という人たちは、総じて諦めが悪い。普通の人ならあきらめたり、他の事に時間と労力を割くところを、”どうやったらできるか?”を考え行動し続け、満足できる結果が得られるまで諦めない。止めない。ここが、その他の人たちと大きく違う点である。




自分の限界を知っている

 何でも自分でやろうとせず、自分より部下や専門家に頼る方が良い状況では、さっと任せることができる。自分の限界を知っているが故にできる行動である。


とは言え、経営者とて一人の人間である。時には間違いや過ちを犯すこともある。そんな時は、自分の過ち、現実を受け入れつつ、周りには自分を正してくれる信頼できる仲間がおり、彼ら彼女らの助けを借りながら、間違いを正しい方向へ軌道修正していく。人は生きる上で、人を助け、助けられるお互い様の世界、そんな価値観を大切にしている人である。




上記にある項目を全てできる、持ち合わせた完璧な経営者など存在しない。

出来ない事もあるし、不可能と思われる事にも出くわす。

経営とは相反する矛盾することを両立させる事であり、経営者はその矛盾と日々向き合い、両立に向けて戦い続ける人たちである。




経営者と云っても千差万別。いろんな個性を持つ人がいる。だからこそ、様々な企業が生まれ、様々なブレークスルーが生まれる。経営者像に唯一の正解は存在しないが、経営者である私自身は、記載したような経営者を目指していきたい。



本年もどうぞよろしくお願いします。



ランナーズ株式会社

関根 壮至



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