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執筆者の写真Takeshi Sekine

後継者が、楽しく生きるための3つのヒント

後継者って、何かと生きづらいですよね。

私も本来の自分らしく生きれるようになるまで苦労しました。

人生は、だれでも楽しく生きる権利があります。楽しく生きるべきです。今回は自分の経験をベースにした楽しく生きるコツをご紹介したいと思います。





”ヒントその1: 偽りの自分との決別”

後継者だから「苦しい事も我慢せねば」と考える人も多いと思います。

私も若い頃はそう考える1人でしたが、今は全然違います。


どうせ生きるなら楽しく生きなければ損というか、1回きりの人生なのでできる限り楽しく過ごそうという生き方に徹しています。苦手なことはやりませんし、無理やり人に合わせることもしません。がんばり過ぎることもしない。無理なく楽しく過ごしています。


私は、子供のころから目立つ存在であることが多く、社会人になってからも褒められることを無意識に選択して行動していたような気がします。いや、間違いなくそうだったな。


そうなると、どうなっていくか・・・

段々と、自分が自分じゃなくなっていくんですよね。


親や家のために、会社のために、そして人の期待に応えるために、注目を集めるために・・・いつしか、全然、自分らしくない自分を演じて生きていく事になってしまうんですよ。組織に属する人であれば、会社の求める人材になり切ろうと頑張る。


自分で気づいている人も多いと思うのですが、この状態になっていると、どれが自然な自分なのか分からなくなっているのかもしれません。私は、多分、そうなっていた思います。


”できない事があってはならない”

”リーダーシップを発揮しなければならない”

”結果を出し続けなければならない”


これって、そうとう苦しい生き方ですよ。寿命が短くなってしまう。

私の場合、大きな挫折を経験することで不完全な自分を受け入れざる得ない状況に直面し、今までの自分が如何に無理して生きてきたのか思い知ることがありました。


そのおかげで、人生というか生き方を見直す機会に遭遇したのですが、当時は43歳くらいでしたでしょうか。自分のやってきたことが全て無駄だったんじゃないかと思い詰めていました。これは無理な生き方であり、偏った極端な考え方なので即刻、決別してください。





”ヒントその2: ありのままの自分を容認する”

 これは、結構、勇気のいる自己改革です。

今までは何でもこなしてきた自分、できないことも無理してやってきた自負、プライド。全てを手放します。時にはリーダー的な役割も人に委ねてサポート役に回る場面も出てくる。


仕切り役を自ら降りるのです。自分からしたら不完全な状態ですよ。何でもできたスーパーマンとしての自分の拘りを捨ててある意味、人に従うようなことも受け入れる。


でも、よく考えてみてください。何でもできる人って、そうそういません。人は、それぞれ得意不得意があり、会社という組織を考えた場合、最も得意な人が、その業務や役割に当たればいい成果が出るわけですが、それを自分の拘りのせいで会社としてのパフォーマンスを下げているとしたら、単なるわがままじゃないですか? むしろ、そうやって無理してがんばっちゃっている方がかっこ悪くないか?


”何でもできる自分”ではなく、仲間(=社員)を上手に巻き込んで最高の結果を引き出す指揮者としての役割が経営者の本分ではないか?


だから「不完全な自分でも、全然OKだよね」と考えられるように私は変わっていきました。私が特殊なのかは分かりませんが、何でも1番になる思考は、経営者という立場であれば単なるわがままであり、子供じみた考え方なのかもしれません。自分ではわかっていないだけで、お山の大将であり続けたいという自己欲求なのかもしれない。


そうではなく「できない自分でもOK」という思考に切り替えてみる。

ま、簡単じゃないんですけどね、この自己変革というものは。。。

ただ、この不完全な自分を受け入れることから自己変革のスタートに立てるような気がします。




”ヒントその3:支える側の喜びを知る”

 スター選手であり続けたいという気持ちはあると思いますが、社員を支える側に転じ、結果が出始めると「あー、なるほど、こいういう喜びもあるんだ」と気づくと思います。


優秀な社員だけを集めたプロジェクトではなく、ややパフォーマンスの劣る社員を意図的に集めたチームを編成して何かやってみてください。その布陣で、小さくてもよいので成果を上げることが出来たら、おそらくあなたの悩みや思考パターンは変わるはずです。


言葉で表現すると、こんな感じになりますが、実際はここまで自分を変えていくには時間がかかります。内面で幾度となく葛藤を経験し、支える側で行動すると決めているにも関わらず、いつの間にか先頭に立って動いてるなんて事もよくあります。それをグッと我慢して、自分ではなくメンバーが結果を出せるような経験を重ねていく事で、いつしか自分が一つ上の階段に上ったことを感じれる時が来ます。


今までは、現場で働く社員と全く同じ高さの階段で物事を考え、働いていた自分が、気温も空気も風も、そして見える景色も違う小高い丘に立っている事に気づけるはずです。


腕の良い経営者は、更なる高い位置から全体を見渡している。つまり広い視野で状況を眺め、経営者として的確な行動をとっているのです。


そこを目指すための最初の一歩が、この「支える喜びを知る」ということになります。



今回は、概念的でわかりにくい内容となってしまいましたが、もしお悩みの方がいらっしゃればお気軽にご相談ください。私は本当に苦労して、ダメな自分に気づき、今でも完璧じゃありませんが、若い頃よりは視点を少しだけ高く持てるようになったので。


ここまでくると、本当に生きるのが楽になります。

無駄なプライドもなく、ありのままで生きれる人生が手に入ります。



以上

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