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執筆者の写真Takeshi Sekine

~最も深刻な課題から攻めた~

社長就任のあいさつで、社員全員に認識してもらいたい課題をメッセージとして打ち出し、解決に向けて全員の関心と行動が同じ方向に向かうよう訴えた。今回はそんな内容です。



重要なメッセージはシンプルに

挨拶のプレゼン全体を通しても、シンプル化に努めましたが、ダメ押しで以下のスライドで締めくくりました。新社長として、どうしても克服したい、しないといけない重要な課題でした。これを如何に、社員に分かりやすく伝えるか。。。どんぶり勘定は、中小企業ならどこも同じような感じですが、これを本気で取り組んでもらわなければならない。このスライドは社長在任中、私が行ったすべての社内プレゼンの〆に使われる一枚となりました。



”ボーダーレス”

縦割りで官僚的な社風から、職位、職種、社歴、立場や考えの違いを超えて、困っている人がいれば手を差し伸べて助け合おうという意味です。



”じゃあ、どうする?”

実は、このキーワードが最も強力なワードです。会社では、〇〇が問題、◇◇が理想、□□すべき。。。みたいな理想の話は山ほど出るが、「じゃあ、どうやって実現するの?」というのが常に抜けていて前に進まない。これはずっと感じてたことで、社長になったタイミングでこれを何とかしようとメッセージとして打ち出しました。



”脱どんぶり”

ま、これは言わずとも経営者の皆さんならわかると思います。採算管理がヤバすぎるってことです。



社長就任前から、これらの課題はわかっていたことではありますが超難敵でした。



 

さて、結果はいかに、、、

□ボーダーレス

上記3つのキーワードは、毎回、私が全社向けに出すメール、メッセージ、社内報、そして年2回ある全社集会で必ずこのワードを入れて発信し続けました。ボーダーレスに関しては社員も昔からの悪しき社風として認識してはいますが、「やっかいごとには関わりたくない」という強力な逆風がやはりあるんですね。それを跳ね返すべく、トップである自分が社内のあちこちで見かけた「困っている人」を見つけたら、周囲の人、あるいは全然関係ない部署の社員でも、「こいつは」と思っている社員に「〇〇の部署で、困ってたぞ」という話を入れると「ボーダーレス」ですね。という答えが徐々に返ってくるようになり、助け合いが少しづつですが広がっていきました。毎月一度、全管理職が月例レポートを出しますが、その中でも「ボーダーレス」という言葉が出現するようになりました。しかし、私の感覚としては、多少進んだが、このボーダーレスはまだまだだったなと思っています。





□じゃあ、どうする?

いろんな会議にちょっとだけ顔出して、最初は黙って聞いているだけ。

そして、あるタイミングで、、、


「でさ、じゃあ、どうする?」

とやるわけです。


だんだん社員も慣れてきて、私が参加していない打合せでも、堂々巡りが始まると「じゃあ、どうするんだ?」という発言が社員から出るようになり徐々に浸透していきました。こうなると課題解決に対する思考が深まり、社員の考え方が”深化”していく事になります。結果、全員ではないですが、できる社員が少しづつ出てくるようになります。「じゃあ、どうする?」たったこれだけの問いかけですが、ものすごく効果あるとやってみて思いました。これは良かった。





□脱どんぶり

このテーマについては、これだけで1回分のブログが書けるほど内容が濃いので、次回の更新でご紹介したいと思います。



終わり



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